無秩序に危険な走行が繰り返されているわけではありません。繰り返された過去の教訓から、現在は「岸和田市だんじり安全対策協議会」(祭礼年番、各町会の責任者などで構成)が中心となり、極めて緻密な安全管理体制が敷かれています。
現在講じられている具体的な安全対策と警察規制には、次のような取り組みがあります。
- 自主警備とコース規制:祭礼関係者による自主警備隊(若頭・世話人など)が沿道に配置され、見物客が危険エリアへ立ち入らないよう厳重にロープ規制を実施。
- 大阪府警との連携強化:交差点ごとの厳格な通行止め、警察官による群衆誘導、ドローン規制など、雑踏事故を防ぐための大規模な警備計画を策定。
- 飲酒曳行の厳禁化:かつて問題視されることが多かった曳き手の飲酒に対し、アルコール検査の実施や飲酒曳行の完全禁止を各町会で徹底。
- だんじり本体の点検義務化:車輪(コマ)や梃子の事前点検、強度検査を義務付け、走行中の機材破損によるコントロール不能を未然に防ぐ。
祭りの迫力を損なうことなく、いかに危険因子を排除できるかという試行錯誤が、関係各所によって毎年アップデートされています。