順風満帆に見えた新婚生活でしたが、結婚からわずか2か月後、2人を過酷な試練が襲います。和田さんに子宮頸がんが発覚したのです。
当時31歳。医師から告げられた選択肢は「命を救うための子宮全摘出手術」でした。それは同時に、最愛の夫との間に子供を産む可能性が永遠に失われることを意味していました。術後、子供を授かることができなくなった事実に打ちのめされた和田さんは、病室で飯塚氏に対して号泣しながら「子供が産めない体になってしまった。申し訳ないから離婚してください」と切り出しました。
その時、飯塚氏が返した言葉は、今も日本の芸能史における夫婦の愛のエピソードとして語り継がれています。
「俺は子供を産ませるためにアッコと結婚したんじゃない。アッコと一緒に生きていきたいから結婚したんだ」
この迷いのないひと言が、絶望の淵にいた和田さんを救い出しました。子供がいない理由の背景には、生命の危機を乗り越えた壮絶な闘病と、それを支えた夫の無償の愛が存在していたのです。