SNSや大手Q&Aサイトに寄せられたマウスウォッシュに関する数万件の口コミを分析すると、購入後に後悔しているユーザーには明確な共通パターンが存在します。
第一の失敗は、「爽快感の強さ=殺菌効果の高さ」と錯覚して高アルコール商品を選び、結果としてドライマウス(口腔乾燥症)を悪化させてしまうケースです。アルコールが蒸発する際に口腔粘膜の水分を奪い、唾液の分泌が抑制されると、唾液が本来持っている自浄作用や抗菌作用が損なわれます。その結果、「使った直後は爽快だが、数時間後に前より強い口臭が発生する」という悪循環に陥る現場の生の声が散見されます。
第二の失敗は、汚れが見えるタイプのマウスウォッシュ(タンパク質凝固系)に対する誤認です。「口から茶色い塊が大量に出てきて驚いた」という口コミがバズを生んでいますが、あれは配合されているカテキンやリンゴ酸が唾液中のタンパク質と反応して固まったものであり、歯垢や歯石そのものが剥がれ落ちたわけではありません。この仕組みを知らずに「歯磨き代わりになる」と過信し、ブラッシングを疎かにして虫歯を進行させてしまう実例が報告されています。