厚生労働省が公開した公式統計資料によると、2026年における全体の合格率は例年同様に90%〜91%前後で着地しました。しかし、この「9割が受かる」という数字の内訳を精査すると、大学間の格差や新卒・既卒の明確な断絶が浮き彫りになります。
大学別合格率ランキングの動向を見ると、自治医科大学が今年も驚異的な強さを見せ、新卒・既卒を合わせた総合合格率で首位争いの常連となっています。また、東京慈恵会医科大学、順天堂大学、慶應義塾大学といった首都圏私立医科大学の上位陣や、京都府立医科大学などの公立医大が合格率96%〜99%台という圧倒的な実績を記録しました。
一方で、地方の一部の国公立・私立大学において、新卒合格率が80%台後半にとどまるケースも見受けられます。この差は学生個人の能力差というよりも、6年次の「卒業試験」における足切り基準の設定や、大学主導の国試対策プログラムの組織力に起因していると教育関係者は分析しています。