街中で見かける機会がソルト&ペッパーに比べて少ないことから、「黒いミニチュアシュナウザーは珍しい変種なのでは?」と疑問を持つ方もいるはずです。しかし、結論から言えば、ブラックは国際畜犬連盟(FCI)およびジャパンケネルクラブ(JKC)において正式に認められている純血のスタンダードカラーです。
公認されている4つの毛色(ソルト&ペッパー、ブラック&シルバー、ブラック、ホワイト)の中で、国内におけるブラックの登録割合はおよそ10〜15%程度にとどまります。母数が少ないという意味でのミニチュアシュナウザー 黒の希少性は確かに存在し、ペットショップの店頭に常時並ぶカラーではないため、探す際には専門犬舎をチェックするのが一般的なルートとなっています。
ブラックを検討する上で必ず把握しておきたいのが、ミニチュアシュナウザー ブラックソリッドの特徴と、よく混同される「ブラック&シルバー」との差異です。全身が一切の混じり気のない漆黒で覆われている個体を「ブラックソリッド(単色黒)」と呼びます。胸元にわずかな白い差し毛(ホワイトスポット)が入る個体も存在しますが、ドッグショーの規格では純黒が理想とされます。
一方、ミニチュアシュナウザー ブラックアンドシルバーの違いは、ベースとなる黒いボディに対し、眉毛、口髭、胸、足先、尾の裏側などに明確なホワイトやシルバーのマーキング(斑)が入る点です。ブラックソリッドが引き締まったソリッドな陰影と精悍さを放つのに対し、ブラック&シルバーはコントラストの効いた華やかさが際立つという視覚的な違いがあります。