「真っ赤な嘘」はなぜ赤なのか?語源の真相と嘘を見抜く心理サイン

「真っ赤な嘘」はなぜ赤なのか?語源の真相と嘘を見抜く心理サイン

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「真っ赤な嘘」という慣用句の本来の意味は、「何一つ真実が含まれていない、完全で明白な嘘」です。単に事実と異なるだけでなく、「誰の目にも明らかなほど純度100%の虚偽」を指す際に使われます。

この表現を聞いたとき、「嘘をついて顔が赤くなるから」「血の色を連想させるから」「共産主義(レッド)に関係があるのか」といった俗説を思い浮かべる方が少なくありません。しかし、言語学的な調査によって判明している真相は、まったく別のところにあります。

日本語の歴史において、「赤」という言葉は古代の形容詞「明(あか)し」と同源です。「明し」は「明るい」「明白である」「隠し立てがない」状態を指す言葉でした。ここから派生して、「あからさま(明白)」という語が生まれ、接頭語としての「赤」は「全く混じり気がない」「純粋にその状態そのものである」という強調の意味を持つようになったのです。

つまり、「真っ赤な嘘」の「赤」は、絵の具や血液の赤色を指しているのではなく、「明白で、一切の真実が混ざっていない純粋な嘘」を意味しています。古来の日本人が持っていた「あか=あからさま・あかるい」という語感が、時を経て「真っ赤」という強調の強調へと昇華したのが、この言葉の言語学的ルーツです。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。