制作を手掛けた木下プロダクションは、それまでのドラマの枠組みを根底から覆す過激で革新的なアプローチを試みた。タブー視されがちだった「中学生の性への興味」というテーマを正面から取り上げ、カラッとした明るいエンターテインメントへと昇華させた手腕は圧巻の一言だ。
良質な青春コメディでありながら、根底には家族の絆や成長の痛みが丁寧に描かれている。ただの過激なドラマにとどまらず、世代を超えて受け入れられた理由はそこにある。笑いの中にホロリとさせる人情が組み込まれた計算し尽くされた構成だった。
数ある昭和ドラマの中でも、これほどまでに大胆かつポジティブなパワーに満ちあふれた作品は他に類を見ない。制作陣のなみなみならぬ情熱とチャレンジ精神が、テレビの黄金時代を支える強力な柱となったのだ。