母親と離れ離れになった当時、孝太郎氏は4歳、進次郎氏はわずか1歳だった。幼い二人にとって、母の突然の不在はどれほど大きな衝撃だっただろうか。小泉純一郎氏はその後、再婚することなく、実姉である道子氏が母親代わりとなって二人を育て上げた。進次郎氏自身も、中学に入るまで叔母の道子氏を本当の母親だと信じて育ったという逸話は有名だ。
一方、母・佳代子氏のもとで育った三男の佳長氏は、父や兄たちの存在を知りながらも、長らく連絡を取ることが許されない環境に置かれていた。一つの家族が二つに引き裂かれ、互いを思いながらも触れ合うことの出きない歳月が流れた。日本政治の中心で脚光を浴びる父と兄たちの姿を、佳代子氏と三男はどのような思いで見つめていたのだろうか。