「天皇晴れ」にまつわる言説の中には、事実関係が誇張されたものや誤解も少なくありません。冷静な視点を持つために知っておくべきポイントを整理します。
第一に、「皇室の行事は絶対に雨が降らない」という言説は明らかな誤りです。実際には、1993年6月9日の天皇皇后両陛下(当時皇太子ご夫妻)のご成婚当日、朝の儀式時には激しい雨が降っていました(パレード直前に雨が上がり、晴れ間が覗いたことで美談化されました)。また、地方公務や園遊会などでは傘を差しながら参列者と歓談される光景が珍しくありません。
第二に、「宮内庁が極秘の気象制御技術(人工降雨・人工消雨)を使っている」という陰謀論めいた噂も一部で見られますが、日本国内の公的行事でそのような気象改変技術が実用化・運用された事実は一切存在しません。すべての天候変化は自然の大気活動によるものです。