1987年に光GENJIのメインボーカルとしてデビューした諸星和己は、ローラースケートを履いて歌い踊る斬新なスタイルで一世を風靡しました。『STAR LIGHT』『ガラスの十代』『パラダイス銀河』と立て続けにメガヒットを記録し、第30回日本レコード大賞を受賞。バレンタインデーにはトラック数十台分のチョコレートが届くなど、日本の男性アイドル史上に残る社会現象の中心にいました。
しかし、その爆発的な人気の裏で、グループ内には徐々にすれ違いが生じていきます。1994年に大沢樹生と佐藤寛之が脱退し、残る5人で「光GENJI SUPER 5」として再出発したものの、1995年9月にグループは電撃解散を迎えました。
後に語られた解散理由の核心は、メンバーそれぞれの目指す方向性の変化と、20代半ばを迎えた青年たちの自立心でした。諸星自身も「やりきったという達成感と同時に、敷かれたレールから飛び出し、一人の男として世界で通用するエンターテイナーになりたかった」と明かしています。巨大なブームの重圧から解き放たれ、自分自身の足で歩むための必然的な決断でした。