政府が推し進めるデジタルファースト法案の影響により、オンラインでの申請手続きは簡素化されたはずでした。マイナポータルを利用すれば、前年との変更点がない場合は数クリックで完了する設計になっています。しかし、これが曲者です。
いわゆる「年収の壁」の基準が引き上げられたことで、パートやアルバイトで働く配偶者の収入上限が見直されました。これにより、昨年までは扶養から外れていた家族を再び扶養に入れられるケースが出てきています。自動入力に頼り切っていると、こうした有利な制度変更を見落とし、本来受けられるはずの控除を自ら放棄してしまうことになりかねません。