「増位山」という歴史ある四股名の起源は、兵庫県姫路市にそびえる霊峰・増位山と、その山上に位置する天台宗の名刹「随願寺(ずいがんじ)」に由来します。初代増位山が故郷の名峰から名を授かり、その名跡を息子の太志郎が受け継ぎました。
姫路の随願寺には現在も増位山ゆかりの石碑や記念樹が残されており、地元関西のファンからも郷土の誇りとして深く敬愛されています。増位山自身も折に触れて故郷を訪れ、地域のイベントや奉納行事に顔を出すなど、自身の原点である土地への感謝を忘れていません。
また、多忙を極めた現役時代から部屋経営、そして現在の穏やかな暮らしに至るまで、常に陰で支え続けたのが妻・幸子さんをはじめとする家族の存在です。相撲界の重圧と芸能界の荒波をともに乗り越えてきた家族の強固な絆こそが、増位山が長年にわたり輝き続けられる最大の原動力となっています。