最も深刻なリスクとして立ちはだかるのが「医療」の問題だ。犬猫を診る一般の動物病院では、小型霊長類の診療に対応できないケースが圧倒的多数を占める。ピグミーマーモセットは非常に繊細な体調変化を見せる生き物であり、わずか1日の食欲不振や下痢が命取りになりかねない。
「近所にエキゾチックアニマル専門の獣医がいるか」を事前に確認せずに購入し、いざ体調を崩した際に受け入れ先が見つからず手遅れになる事例が後を絶たない。また、特殊診療となるため医療費も高額だ。レントゲン検査や血液検査、入院代で1回の受診につき数万円から十数万円がかかることもざらであり、ペット保険の加入選択肢も限定的である現実を直視しなければならない。