十分な空気圧と水を入れているにもかかわらず、ロケットが回転して地面に激突したり、左右に激しくブレて失速したりする場合があります。飛ばない主な原因は「羽(尾翼)のセッティング不備」と「発射台の不安定さ」の2点に集約されます。
尾翼の取り付けには明確な技術的コツが存在します。
- 枚数と対称性:羽は3枚または4枚とし、ボトルの円周を正確に等分(3枚なら120度、4枚なら90度間隔)して配置する。
- 素材の強度:薄い厚紙では発射時の水しぶきでふやけたり風圧で折れたりするため、厚さ0.75mm前後のPPシートを使用する。
- 角度の直進性:ロケットの中心軸に対して完全に平行に取り付ける。あえてわずかに(1〜2度)傾けて回転(スピン)を与える手法もありますが、初心者が角度を誤ると推進力を殺すブレーキになるため、まずは垂直平行が鉄則です。
また、発射台は100均のブックスタンド(金属製L字金具)や園芸用プラスチック支柱、木製端材を組み合わせて簡単に自作できます。打ち上げ角度は、空気抵抗を考慮すると水平面から約40度〜45度の斜め前方に固定するのが物理的に最も飛距離を稼ぎやすいセッティングです。足場には土嚢や重しを置き、ポンピング時の振動で発射角度がズレないよう強固に固定してください。