2008年、日本のメディア環境に大きな構造変化が訪れた。フジテレビは民放キー局として初となる認定放送持株会社体制へと移行し、「株式会社フジ・メディア・ホールディングス」が発足した。企業の組織構造が大きく再編されるプロセスにおいて、シンボルマークの刷新案も一部で検討されたという。
しかし、最終的に選ばれたのは亀倉雄策のデザインをそのままグループ全体の象徴として継承する道だった。四半世紀近い歴史の中で培われた揺るぎないブランドアセットは、ホールディングス傘下の多角的な事業群を束ねる旗印として、今なお力強い存在感を放ち続けている。