1966年の放送開始以来、座布団を10枚積み上げるという行為は単なるゲームの目標を超え、大喜利における至高の栄誉として君臨してきた。一枚得ては一喜一憂し、わずかな暴言や失言で一瞬にしてすべてを没収される恐怖。その緊張感こそが、半世紀以上途切れることのない爆笑を生み出す源泉である。
歴代の回答者たちは、それぞれのキャラクターを研ぎ澄ませながらこの金字塔に挑んできた。座布団が9枚に達した瞬間のスタジオに漂う異様なピリつき、そして王手をかけた落語家が見せる起死回生の回答。達成の瞬間に沸き起こる大歓声は、お茶の間に日曜夕方の訪れと最高の娯楽を届け続けている。