オービスにまつわるネット上の噂には、技術的根拠に欠ける誤解が数多く散見されます。その代表例が「誤作動」に関する言説です。
「制限速度ぴったりで走っていたのにオービスが光った」「隣の車線の車が飛ばしていたのに自分が撮られた」といった声が散見されますが、装置の構造上、純粋なオービス 誤作動 理由による誤撮影は極めて稀です。LHシステムやループコイル式は道路内に埋設された磁気センサーがミリ秒単位で通過時間を計測しており、複数車線を個別に完全分離して測定しています。隣の車線の違反車両に巻き込まれて誤認検挙されることは、システムの設計思想上まず起こり得ません。
ただし、ごく稀に以下のような特殊環境で発光が目撃されることがあります。
- 機器の自己診断・定期点検:深夜帯などに保守点検の一環としてテスト発光が行われるケース(この場合、違反データとして処理されることはありません)。
- 豪雨や濃霧時のレーザー散乱:極端な気象条件下で反射波が乱れ、フェイルセーフが働いてエラーログを残す現象。
- 後続車や対向車のハイビーム反射:対向車線側のオービスが対向車を撮影した光が、中央分離帯を越えてフロントガラスに飛び込んでくる現象。
「光ったが違反速度を出していない」という確信がある場合、点検テストや他車線向けの発光を目撃しただけの可能性が極めて高いと言えます。