『メイちゃんの執事』において、作品の牽引役となったのが柴田剣人というキャラクターです。宮城理子による原作コミックの持ち味を生かしつつ、ドラマ版では佐藤健の持つ少年性と鋭い眼差しが絶妙に融合しました。
剣人は、ヒロイン・東雲メイ(榮倉奈々)の幼馴染であり、彼女が聖ルチア女学園に転校した際、自らも執事養成校である「聖ルチア男子校」へ入学して見習い執事となります。メイに対して素直になれず、悪態をつきながらも誰よりも彼女の身を案じる姿から、作中では親しみを込めて「豆柴」と呼ばれました。この愛称はドラマの枠を超え、当時の視聴者コミュニティの間で佐藤健自身の代名詞的な愛称としても定着することになります。
キャラクターのビジュアル面でも大きな話題を呼びました。当時の佐藤健の髪型は、毛先を遊ばせた明るい赤茶色のスパイキーショートヘアで、ヤンチャさと若さあふれるエネルギーを象徴していました。端正なスーツに身を包んだ他の執事たちとは一線を画す、制服を着崩したスタイルは「かっこいい」「等身大で親近感がある」と絶賛され、当時のティーン誌やヘアスタイル特集でもこぞって取り上げられました。