夜の街の風景も変容している。外食産業にとって、アルコールを頼まない顧客をいかに満足させるかは店舗経営の死活問題だ。利益率が高いアルコール類にのみ依存したビジネスモデルからの脱却を図り、お酒を飲まない層の需要を喚起する「ゲコノミクス」市場への参入が相次いでいる。
高級茶のペアリングコースや、本物のワインさながらの芳醇な香りを持つ発酵ノンドリンクなど、アルコールと同等以上の体験価値を提供する店舗が増加した。お酒を飲む人も飲めない人も同じ「特別感」を味わえる空間作りが、選ばれる飲食店の新たな基準となっている。