ネット上の一部では、「全編英語詞のPTDは、欧米市場を過度に意識した商業的なポップスに過ぎないのではないか」という安易な批判や誤解が散見されることがありました。しかし、楽曲の構造と時代背景を丹念に紐解けば、それが完全な誤謬であることは明白です。
彼らが本作で母国語を離れ英語を採用し、誰でも踊れるシンプルなステップと手話を導入したのは、「商業的妥協」ではなく「最大公約数の人類にメッセージを届けるための意図的なアクセシビリティ(接近容易性)の最大化」でした。極限まで難解さを削ぎ落とし、子どもから高齢者、障がいを持つ人々に至るまで即座に理解できるユニバーサルな様式を選択したこと自体が、彼らの芸術的・人道的プライドの表れだったと言えます。