本作の魅力を語る上で欠かせないのが、ナビゲーターを務めた高橋一生さんの存在感です。古代の草原や氷河期の森林を模したスタジオセットの中で、時に猿人たちの息遣いを感じるほどの距離感で語りかける姿は、ドキュメンタリーに上質なドラマ性を与えました。
さらに、ゲーム開発で培われた最先端の3DCG技術(スクウェア・エニックスの映像制作チームなどが参加)を駆使して再現された古人類の姿は圧巻の一言です。骨格化石から筋肉の付き方や皮膚の質感、眼球の潤み、体毛の生え方まで徹底的に検証されており、登場するキャラクターたちが単なる「野蛮な類人猿」ではなく、感情と知恵を持った生きた人間として画面越しに迫ってきます。