無限城編で繰り広げられる激闘の中で、悲鳴嶼行冥とともに物語のキーパーソンとなるのが、風柱・不死川実弥や霞柱・時透無一郎といった柱たちである。極限状態の中で彼らが交わす言葉や、命を賭した共闘の姿は、観客の涙腺を激しく揺さぶるだろう。
さらに、上弦の壱・黒死牟との壮絶な死闘において、悲鳴嶼が見せる「最強の柱」としての孤高の佇まいは、作中屈指のハイライトとなる。鬼としての永遠を選択した者と、人間として限られた命を燃やす者。その対比の中で発せられる慈悲の言葉は、まさに物語全体のテーマを凝縮した真骨頂と言える。