出院後、彼女は薬科大学(後に法学部等で学ぶ)へ進学すると同時に、虐待や育児放棄に苦しむ子どもたちを救済するための「NPO法人 bae(ベイ)」を自ら設立し、理事長に就任しました。自身の経験を社会問題解決へ還元しようとする姿勢は、従来の元非行少年の枠組みを大きく超えたものでした。
転機となったのは、講談社主催のオーディション「ミスiD2018」でのサバイバル賞受賞です。これを契機にフジテレビ系バラエティ番組『アウト×デラックス』へ出演。「元少年院アイドルの指噛み特技」という強烈なキャラクターと、明晰な頭脳から放たれる鋭い毒舌がマツコ・デラックスらを唸らせ、一躍全国区の知名度を獲得します。
その後、大森靖子プロデュースのアイドルグループ「ZOC」の結成メンバーとして熱狂的な支持を集めますが、2026年7月に突如脱退。グループ内の人間関係の摩擦や活動方針の相違、ネット上の真偽不明な情報戦など複雑な要因が重なった末の決断でした。
ZOC脱退後、彼女は実妹・頓知気さきなとのセルフプロデュースユニット「femme fatale」の活動に軸足を移します。自ら作詞やビジュアルディレクションを手掛け、洗練された「カワイイ」の美学を提示することで、独自のファンコミュニティを強固に構築しました。