富永みーなの芸能生活の起点は、わずか5歳(1971年)での劇団日本児童入団に遡ります。テレビドラマ『おさな妻』やNHKの連続テレビ小説、特撮番組『ウルトラマンタロウ』へのゲスト出演など、実力派子役として多数の映像作品に出演していました。
アニメ声優としての第一歩を踏み出したのは、1977年の『無敵超人ザンボット3』や『あらいぐまラスカル』のアリス役など、10代前半の時期でした。当時としては珍しい「子役による同年代キャラクターの吹き替え」において、その自然体の演技と高い読解力が音響監督たちから絶賛されたのです。
1980年代に入ると、日高のり子らとともに「アイドル声優」の先駆的ブームを巻き起こします。レコード会社からのシングル・アルバムリリース、グラビア写真集の発売、ラジオ番組のパーソナリティなど、声優がビジュアル面でも脚光を浴びるマルチタレント化の潮流を切り拓きました。若い頃の写真やレコードジャケットに見られる愛らしいルックスと、確固たる演技の基礎とのギャップが、当時の熱狂的なファンコミュニティを形成した要因でした。