ネット上のメイク動画などで頻繁に見られる「とりあえずベースメイクの最後に筆でサッとひとはけ」という手法は、実は最もヨレやすく崩れやすい危険な塗り方です。ハイライトの持ちと発色を劇的に変えるのは、アイテムの剤形に応じたハイライト入れる順番のコントロールです。
ハイライト失敗しない塗り方の基本原則は以下の通りです。
リキッドタイプやスティック・バーム状のハイライトを使う場合、入れるタイミングは「ファンデーションの直後、フェイスパウダーの前」が絶対ルールです。油分を含む濡れツヤ系アイテムをパウダーの上から重ねると、ベースメイクがドロドロに溶け出し、色ムラの直接的な原因になります。パウダー前に仕込んでから、無色のルースパウダーを薄く重ねることで、内側から滲み出るような自然な発光感を長時間キープできます。
一方、プレストパウダーやルース状のパウダーハイライトを使用する場合は、「メイクの総仕上げ(フェイスパウダーの後)」に重ねます。この際、毛足の長い柔らかいハイライトブラシを使用し、粉をブラシに含ませたあと一度手の甲で余分な粉を払う「ティッシュオフ」のひと手間が仕上がりを左右します。肌を擦らず、磨くように優しく置くことで、粉浮きを防ぎ上質な艶膜を形成できます。