ふたりの出会いは、今から20年以上前に遡る。
当時、すでに現代文講師として独特の存在感を放っていた林修氏と、当時学生であった裕子氏。年の差は12歳。きっかけは共通の知人を介した食事会だったと言われている。当時から圧倒的な知識量と独特のユーモアを持っていた夫に対し、彼女は冷静な視点と深い理解力を示し、次第に意気投合していった。
過酷な競争が繰り広げられる予備校業界で神経をすり減らしていた夫にとって、まったく異なる医療の世界で冷静に事態を見つめる彼女の存在は、何物にも代えがたい心の拠り所となったようだ。2000年代半ばに結婚を迎えて以来、互いの専門領域を尊重し合う対等な関係が続いている。