テレビやラジオといったマスメディアから姿を消した久米宏だが、その一線を引いた決断の裏には彼独自の美学が存在する。年齢に伴う体力や集中力の限界を自ら客観的に見極め、視聴者やリスナーに衰えを見せる前に自らマイクを置く。それが彼なりの引き際だったとされる。
2026年現在、定期的なレギュラー番組の出演やメディア露出は行われていない。一部で流れた体調不安説についても、重篤な疾患などではなく、長年の激務から解放された静寂な時間を楽しんでいるのが実情だ。メディア引退説の真相は「表現者としての役目を全うした」という自己完結によるものであり、浮世の喧騒から離れた穏やかな晩年を送っている。