皮膚に接着剤が付着して固まってしまった場合、焦る必要はありません。皮膚のターンオーバーと皮脂の分泌により、何もしなくても2〜3日ほどで自然にポロポロと剥がれ落ちます。しかし、指同士が接着して動かせない場合や今すぐ除去したい場合は、以下の段階的な手順を踏んでください。
最も手軽で肌に優しいアプローチが、40℃前後のぬるま湯と石鹸を用いた揉みほぐしです。洗面器にぬるま湯を張り、石鹸を泡立てて患部を5〜10分程度浸します。ぬるま湯によって接着層が柔らかくなり、石鹸の界面活性剤と皮膚から分泌される皮脂が隙間に入り込むことで、指を軽くすり合わせるだけでポロポロと剥がれていきます。
より迅速に落としたい場合は、アセトンを含有した除光液や専用の剥離剤(「アロンアルフア はがし隊」など)を活用します。コットンや綿棒にアセトンを染み込ませ、接着面に少しずつ浸透させていくと、シアノアクリレートのポリマー鎖が溶解・分解され、綺麗に剥がすことができます。アセトンは皮脂を強力に脱脂するため、除去後は必ずハンドクリームやワセリンで入念に保湿ケアを行ってください。