「風がない」と言われがちだった都市部サウナの弱点を完璧に克服したのが、都心の超高層ビル屋上を活用した外気浴スペースの急増だ。渋谷や大手町の複合ビル上層階に相次いで誕生した施設では、地上数十メートルから百数メートル地点の豊かな吹き抜け空間を確保している。
夜ともなれば、ビル群の美しい夜景と東京タワーの明かりを眼下に見下ろしながら、ととのい椅子に身を委ねる。澄んだ冷気が温まった肌をなでる感覚は、まさに都市の真ん中でしか味わえない開放感だ。コンクリートジャングルと自然の風が交差するこの天空のオアシスは、海外の主要メディアからも「東京ならではの異次元のディープリラックス」として高い評価を得ている。