家づくりにおいて避けて通れないのがコストの現実です。切妻屋根を採用した延床面積30坪の平屋住宅における建築費用の目安は、建物本体価格で2,100万〜3,000万円前後(坪単価70万〜100万円)が現在の相場となっています。
特筆すべきは、屋根工事単体でのコストパフォーマンスの高さです。切妻屋根は部材のカットロスが少なく、役物と呼ばれる専用の板金部材も最小限で済むため、寄棟屋根と比較して屋根工事費用を約10〜15%程度安く抑えることができます。
入居後の「メンテナンス費用」においても切妻平屋の優位性は際立っています。耐久性に優れたガルバリウム鋼板や防災瓦を選定しておけば、大規模な修繕周期を15〜20年スパンへと長期化できます。さらに平屋住宅は、2階建て住宅に比べて高所作業用の足場架設面積が小さいため、外壁・屋根の再塗装や点検にかかる足場代を1回あたり約15万〜25万円節約できます。数十年単位のライフサイクルコストで見ても、極めて家計に優しい選択肢と言えます。