日本最大のレシピ共有サービス「クックパッド」では、初夏から初秋にかけて関連キーワードの検索数が毎年記録的な数値を叩き出す。定番の組み合わせだけでなく、アボカドやトマトを加えた洋風仕立て、山椒を効かせた大人向けなど、ユーザー発信の多様なアレンジがトレンドを牽引している。
この盛り上がりに、食品・料理産業も敏感に反応した。大手食品メーカーからは専用の和えダレやフリーズドライ商品が続々と市場へ投入され、スーパーマーケットの青果売り場には「刻むだけ」の下処理済み野菜セットが並ぶ。手作りの楽しさと時短ニーズが絶妙に融合し、郷土の知恵は全国的な巨大マーケットへとスケールアップを遂げた。