女子トーナメントはまさに戦国時代の様相を呈している。突出した優勝候補が不在と言われるなか、フィジカルとスタミナで粘り勝つラリー型の選手と、長身から繰り出す角度のあるアタックを武器にする攻撃型の選手が激突。勝敗の分水嶺となったのは、第2ゲーム中盤におけるレシーブの返球精度と、アンフォーストエラーの少なさだ。
個人戦シングルスでは、ゲーム終盤のメンタルマネジメントが如実に勝敗を分けた。公益財団法人日本バドミントン協会が推進する育成強化の成果もあり、高校生とは思えない高度な配球術を駆使するプレーヤーが急増している。コート奥へ追い込まれてからのクリアの深さ、ネット際での繊細なヘアピン勝負。データを見ても、ラリー数が30打を超えるロングラリーを制した選手がそのままマッチポイントを手にする確率が極めて高い。