Q1:ハヤブサの急降下中の音は地上からでも聞こえますか?
A1:はっきりと聞こえます。獲物を追って頭上数百メートルから急降下してくるとき、空気を高速で切り裂く「ヒュオオオオ」という鋭い重低音の轟音が周囲に響き渡ります。野鳥撮影のベテランは、視界で捉える前にこの特有の風切り音でアタックを察知することが珍しくありません。
Q2:ハヤブサとタカ(オオタカなど)は生物学的に何が違うのですか?
A2:見た目は似ていますが、近年のDNAゲノム解析により、ハヤブサはタカ目ではなくスズメ目やインコ目に極めて近いグループ(ハヤブサ目)であることが判明しています。互いに似た鋭い嘴や鉤爪を持っていますが、これは異なる祖先から似た生態的要求を満たすために進化した「収斂進化(しゅうれんしんか)」の代表例です。
Q3:急降下中に獲物を見失わない視力の秘密は何ですか?
A3:ハヤブサの視力は人間の8倍以上と推定されており、視野の中心と前方を高解像度で拡大できる「2つの中心窩(ちゅうしんか)」を網膜に持っています。これにより、時速300kmを超える超高速移動中でも、逃げ惑う標的を望遠レンズでロックオンし続けるような精密追尾が可能です。