バイクヒッチキャリアは違法?道交法と耐荷重の落とし穴を徹底解説

バイクヒッチキャリアは違法?道交法と耐荷重の落とし穴を徹底解説

バイクヒッチキャリアは違法?道交法と耐荷重の落とし穴を徹底解説の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。

バイクヒッチキャリアを運用する上で、法規以上に危険が潜んでいるのが「ヒッチメンバーの垂直耐荷重(Tongue Weight / タングウェイト)」の超過です。

多くのドライバーが「牽引能力(トレーラーを引っ張る力:例750kg〜2000kg)」と「垂直静止耐荷重(上から真下に掛かる力:一般的に牽引能力の約10%、75kg〜100kg程度)」を混同しています。バイクヒッチキャリアはトレーラーのように車輪で荷重を分散せず、すべての重量がヒッチメンバーの1点、それも車体後方に突き出たアームの先端にかかります。

支点(レシーバー部)からバイクの積載位置までの距離が離れるほど、走行中の段差通過やブレーキング時に「テコの原理(モーメント荷重)」が働き、静止時の2倍〜3倍以上の衝撃荷重(G)がフレームを襲います。例えば、乾燥重量110kgの250ccオフロードバイクと20kgのキャリアを積載した場合、合計130kg。段差の突き上げでは300kg近い衝撃が加わり、ヒッチメンバーの溶接割れや、最悪の場合は車両側メインフレームの歪み・破断事故を引き起こします。

ラダーフレーム構造を持つトヨタ・ハイエースや本格クロカン車であればクラスE(垂直耐荷重約150kg〜200kg対応)の強靭なヒッチメンバーを選択できますが、モノコック構造の乗用車や軽自動車では許容耐荷重が50kg〜75kg程度に設定されているケースが多く、フルサイズオフロードバイクの積載は物理的限界を超えています。

石川 優花
著者

石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。