自家製割り干し大根を美味しく仕上げる鍵は、切り方の工夫と天日干しの環境設定にあります。大根は皮の付近に旨味と歯ごたえが集まっているため、皮は剥かずに綺麗に洗って泥を落とすだけで十分です。
基本の切り方は、大根を長さ15〜20cm程度の筒状に切り分け、縦に十字を入れて四つ割りにします。太い大根の場合はさらに半分にして八つ割りにし、厚みを1.5cm〜2cm幅に揃えるのが黄金比です。ハンガーやロープに引っ掛けて干す場合は、上部を2cmほど切り離さずにつなげたまま「タコ足状」や「二股状」にしておくと、洗濯バサミを使わずに干すことができて作業効率が跳ね上がります。
干し網や竹ざるに並べる場合は、重ならないように適度な間隔を空けて並べます。干す時期は空気が乾燥し、気温が低くなる12月から2月の冬期が最も適しています。晴天が続く予報を確認し、風通しの良い日なたで5日から10日間ほど天日干しを行います。大根を手で曲げたときにポキッと折れる、または弾力がありつつも内部の湿り気が完全に抜けた状態になれば完成です。
天候が崩れた際やベランダが狭い家庭では、室内干しのコツを押さえておくことが重要です。エアコンの温風が当たる場所や、サーキュレーター・扇風機の風を至近距離から首振りで24時間当て続けることで、室内でも水分を一気に飛ばしてカビの発生を防げます。