今子浦の景観を象徴するのが、海上に鎮座する「かえる島」です。安山岩が長い年月をかけて波食作用によって削られ、まるで本物のカエルが海を眺めて座っているかのようなユーモラスなシルエットを形成しています。古くから北前船の船乗りたちが「無事に(我が家へ)かえる」「船が転覆せずに帰る」ことを祈願した信仰の対象であり、現代でも「無くしたものが手元にかえる」「若がえる」「願いが叶える」パワースポットとして親しまれています。
そして浜の東側に広がるのが、山陰海岸ジオパークの貴重な遺産である「今子浦千畳敷」です。引き潮時には平坦な凝灰岩層が広大なテラスのように海上に露出し、無数のタイドプール(潮だまり)が出現します。干潮時にはカニやヤドカリ、小魚、ウミウシなどの海洋生物が閉じ込められ、天然の水族館のような環境で安全に観察を楽しむことができます。