膝が痛い時にやってはいけないNg行動!逆効果になる理由と正しい対処

膝が痛い時にやってはいけないNg行動!逆効果になる理由と正しい対処

膝が痛い時にやってはいけないNg行動!逆効果になる理由と正しい対処の全貌を丁寧に掘り下げてご紹介します。

中高年の膝痛患者の間で根強く信じられている俗説に、「一度膝の水を抜くと癖になって何度も水が溜まるようになる」というものがあります。しかし、これは原因と結果を取り違えた明確な医学的誤解です。

膝に溜まる「水」の正体は、関節液(滑液)です。正常な関節内にも約1〜2ミリリットル存在し、軟骨への栄養補給と潤滑油の役割を果たしています。しかし、変形性膝関節症や半月板損傷などによって滑膜に強い炎症が起きると、生体防御反応として関節液が過剰に分泌され、関節内に滞留します(関節水腫)。

関節穿刺(注射で水を抜く処置)は、溜まった液体を除去して関節内圧を下げ、痛みを緩和させるための標準的な治療です。水を抜いた後に再び水が溜まるのは「水を抜いたから」ではなく、根本にある関節内の炎症が治まっていないからに他なりません。

水を抜かずに放置すると、関節包が引き伸ばされて緩みが生じるだけでなく、過剰な関節液に含まれる炎症性物質が関節軟骨をさらに溶かしてしまう悪循環に陥ります。医師が必要と判断した場合は、躊躇せず穿刺を受け、同時にヒアルロン酸注入や抗炎症薬で根本の炎症を鎮火させることが重要です。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。