浴衣の着付けにおいて、後ろ姿の印象を決定付けるのが帯結びです。不慣れな方でも失敗しない簡単な浴衣の帯の結び方を2種類紹介します。
1. 伝統の美しさと安定感「半幅帯の文庫結び」
定番である浴衣の半幅帯による文庫結びは、上品で端正なシルエットが魅力です。
帯の手先(結び始め)を約50cm(肩幅よりやや長め)取り、縦半分に折って左肩にかけます。残りの帯(タレ)を胴に2周しっかりと巻き付け、脇でギュッと引き締めます。肩にかけていた手先を下ろし、タレを上に重ねてひと結びし、結び目を縦にして緩みをなくします。
タレの残りを肩幅程度の長さにパタパタと屏風のように折りたたみ、羽根を作ります。羽根の中心に「山折り・谷折り」でひだを作り、手先を上から下へと巻き付けて羽根を固定します。最後に結び目を背中の中心へ右回りに回せば完成です。
2. 2026年トレンド「大人の兵児帯(へこおび)ニュアンスアレンジ」
近年、20代から40代以降の大人の女性の間で絶大な支持を集めているのが大人向けの兵児帯アレンジです。従来の子供用兵児帯とは異なり、光沢感のあるオーガンジー素材や、シワ加工を施したスモーキーカラーの大人用兵児帯が各ブランドから多数登場しています。
胴に2周巻き付けた後、ちょう結び(リボン結び)を2回繰り返すだけの「ダブルリボン結び」や、結び目の上から余ったタレをふんわり被せる「しだれ結び」は、帯板の硬さを隠しつつ立体的でこなれた雰囲気を演出できます。結び目が多少歪んでも生地のボリュームで自然に見えるため、不器用な方にこそ最適な選択肢です。