豊川稲荷の門前町を語る上で欠かせないのが、発祥の地とされる豊川いなり寿司と、独自の進化を遂げたストリートフードの数々です。表参道商店街振興組合や現地観光案内のデータによると、参道エリアでは定番の甘辛煮油揚げから、わさび、五目、炙り、さらにはスイーツ系まで、多種多様ないなり寿司が提供されています。
参道を歩くならまず立ち寄りたいのが、メディア露出も圧倒的な「おきつね本舗」です。看板メニューのおきつねバーガーは、バンズの代わりにカリカリに焼き上げた特製油揚げを使用し、ジューシーなヒレカツとレタスを挟み特製ケチャップ&マスタードで仕上げた逸品。一口噛むと広がる「サクッ、ジュワッ」とした食感のコントラストは、他では味わえない独自の食体験を生み出しています。
一方、本格的な豊川稲荷門前町ランチを落ち着いて堪能したいなら、創業100余年の歴史を誇る「門前そば 山彦」が筆頭候補に挙がります。名物の「いなほ稲荷寿司」は、ひじき、椎茸、人参、胡桃、筍など7種の具材が贅沢に炊き込まれ、秘伝の甘辛ダレが染み込んだ油揚げとの調和が見事です。手打ちそばとのセットは、参拝後の身体を温める至福の御膳として高い支持を集めています。
さらに、食べ比べを楽しみたい探訪派には「いなり寿司専門店 まつや」が外せません。プレーンな甘口からピリリと辛味が効いた「わさびいなり」、香ばしい「炙りいなり」など、1個単位で好みの味をセレクトできるため、参道を歩きながらのテイクアウトにうってつけです。老舗練り物店「ヤマサちくわ」の焼きたてちくわや、「喜楽 本店」の名物「宝珠まんじゅう」をつまみながら歩けば、五感で門前町の活気を感じられます。