ネット上やSNSでは「旧車イベントに行けば誰でも簡単に仲間が見つかり、趣味として楽しめる」「古い車を持っていれば無条件でイベントに参加できる」といった牧歌的な言説が散見されます。しかし、2026年の旧車ミーティング開催結果を精査すると、そこには厳しい現実と主催者側の苦渋の決断がありました。
誤解1:エントリー費を払えばどんな改造車でも参加できる?
多くの主要イベントにおいて、ヴィンテージカー参加資格は年々厳格化しています。特に2026年以降は、過度な爆音マフラーや違法改造を施した車両の締め出しが徹底されました。周辺住民からの騒音苦情や警察当局からの指導を受け、仮ナンバーでの不正来場や暴走行為を未然に防ぐため、事前書類審査や車検証の確認が必須となるケースが急増しました。
誤解2:イベント出展車はすべてフルオリジナルで完全調好?
「ピカピカに磨かれた展示車両は新車同様に快調である」というのも早計な思い込みです。実際には、純正部品の製廃(製造廃止)によって代替パーツの流用やワンオフ製作でかろうじて動いている個体も少なくありませんでした。2026年の過酷な夏場や長距離ラリーイベントでは、オーバーヒートや電装系トラブルによるリタイアが続出しており、維持管理の過酷さはファンの想像をはるかに超えています。
誤解3:旧車イベントの盛り上がりは純粋な文化発展の証?
2026年当時は、世界的な金融緩和と円安を背景に、日本国内の名車が海外へ流出する動きと、国内での盗難被害が深刻化した時期でした。イベント会場周辺で下見を行う窃盗グループへの警戒から、ナンバープレート隠しやGPS発信機の装着、夜間の厳重なセキュリティパトロールが常態化するなど、防犯面での緊張感は極限に達していました。