イタリアの公用語は本当に1つ?英語通用度の実態と2026年の旅行注意点を徹底解説

イタリアの公用語は本当に1つ?英語通用度の実態と2026年の旅行注意点を徹底解説

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旅行者が最も直面する現実が「イタリア観光における英語の通用度」です。民間教育機関が毎年発表する「EF英語能力指数(EF EPI)」において、イタリアは欧州30カ国以上のなかで一貫して中位から下位グループ(中程度〜低習得度レベル)に甘んじています。オランダ、北欧諸国、ドイツなどと比べると、社会全体の英語流暢性は明らかに控えめです。

現場のリアルな状況を分類すると、以下のような明確な境界線が存在します。

  • 完全に英語が通じるゾーン:国際空港、高速鉄道(FrecciarossaやItalo)の主要駅窓口、4つ星以上のホテル、ローマ・ミラノ・フィレンツェ・ヴェネツィア中心部の有名美術館や高級ブランド店。
  • 英語が片言または通じにくいゾーン:地方都市のローカルバス・トラム、地元住民が集うトラットリア(大衆食堂)、バール(立ち飲み喫茶店)、個人経営のタバッキ(タバコ・切符売り場)、救急外来や警察署の一般窓口。

SNSや旅行コミュニティの実体験検証でも、「主要都市の有名観光地だけを回るツアーなら英語だけでも困らなかったが、列車が遅延した際の駅員のアナウンスや、地方都市のバス運転手には全く英語が通じず途方に暮れた」という証言が多数を占めます。イタリアの公共交通機関では、トラブル時の車内放送がイタリア語のみで行われるケースが今なお頻発しています。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。