脂漏性皮膚炎と抜け毛の増加には直接的な因果関係が存在します。皮膚科学では「脂漏性脱毛症」とも呼ばれ、毛穴周囲に持続的な炎症が起きることで毛母細胞の働きが阻害され、ヘアサイクルが短縮してしまう現象です。放置すると毛髪が細くなり、抜け毛が加速度的に増えるリスクがあります。
炎症を加速させ、脱毛リスクを高める「洗髪時のNG習慣」を見直すことが急務です。
- 爪を立ててガリガリ洗う:痒みを紛らわせるために爪を立てると、ただでさえ脆弱な頭皮の角質に微細な傷がつき、二次感染や潰瘍化を招きます。必ず指の腹で泡を転がすように洗う必要があります。
- 40度以上の熱いシャワー:高温のお湯は頭皮の脂質バリアを一瞬で溶かし出します。理想の温度は38度前後のぬるま湯です。
- 洗髪後の自然乾燥・生乾き放置:濡れたままの頭皮は湿度と体温が保たれ、マラセチア菌にとって最高の培養環境になります。タオルドライ後は5分以内にドライヤーの温風と冷風を使い分け、地肌を完全に乾かすことが鉄則です。