結論から明かすと、赤塚不二夫の原作漫画および公式アニメ設定において、この警察官に明確なフルネーム(本名)は設定されていません。劇中では自らを「本官」と呼ぶことから、周囲や読者から「本官さん」、あるいは容姿そのままに「目ん玉つながりのお巡りさん」と呼ばれています。
警察官としての階級は、町の派出所(交番)に勤務する「巡査」ないしは「巡査部長」クラスの現場警察官です。自らを指す「本官」という言葉は、本来は官職にある者が公務中に用いる公的な一人称ですが、彼の場合は私生活や激怒時にも常に「本官は〜であります!」と言い張る点が特徴となっています。
赤塚不二夫作品のキャラクターメイキングにおいて、記号的かつ呼びやすい呼称がそのまま固有名詞化するケースは珍しくありません。「パパ」「ママ」「レレレのおじさん」と同様に、職業と一人称そのものがキャラクターのアイデンティティとして確立された稀有な例です。