武雄市図書館の歴史を語る上で欠かせないのが、2013年4月に行われた大規模なリニューアルオープンです。当時の武雄市長主導のもと、指定管理者としてTSUTAYAを展開するCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)が選定され、従来の「静かに本を借りる場所」から「居心地の良い滞在型公共空間」へと大胆な転換が図られました。
改装オープン初年度の年間来館者数は約92万人を記録し、人口約5万人の地方都市としては異例の数値を叩き出しました。館内に佐賀県初となるスターバックスコーヒーを誘致し、購入前の図書や雑誌をコーヒー片手に読めるブック&カフェスタイルを公立図書館として先駆けて導入した試みは、全国の自治体に大きな衝撃を与えました。
2017年10月には、隣接地に「武雄市こども図書館」を新設。約2万冊の児童書や絵本を揃え、ファミリー層が気兼ねなく過ごせる空間を物理的に分けたことで、本館の落ち着いた雰囲気と子育て支援の機能の両立を確立させました。