青色1号の正式な化学名は「ブリリアントブルーFCF(Brilliant Blue FCF)」であり、食品衛生法に基づく指定添加物(合成着色料)に分類されます。国際的には「E133」「FD&C Blue No. 1」「Color Index No. 42090」などの識別コードで管理されています。
一般に「タール色素(水溶性アゾ・トリフェニルメタン系色素)」と呼ばれますが、現代の製造過程において石炭のコールタールが直接使われているわけではありません。ナフサなどの石油精製過程で得られる芳香族炭化水素(トルエンやベンゼン誘導体)を出発原料とし、高度な化学合成と精製技術を経て製造されています。
青色1号が食品業界で重宝される最大の理由は、その卓越した耐熱性・耐光性・発色安定性にあります。天然の青色色素(クチナシ青色素やスピルリナ青色素など)は熱や酸、紫外線に極めて弱く、加工や保管の過程で茶色く変色しやすい欠点を抱えています。一方で青色1号は、微量の添加でも鮮明な青色を長期間維持できるため、幅広い嗜好品に活用されてきました。
現在、青色1号が含まれている代表的な製品群は以下の通りです。
- 清涼飲料水・シロップ:ブルーハワイのかき氷シロップ、エナジードリンク、ソーダ系アイスバー
- 菓子類:グミ、ハードキャンディ、マカロン、アイシングクッキー、デコレーションケーキ
- 加工食品・酒類:ブルーキュラソーなどのカクテルリキュール、一部のガム・ミントタブレット
- 医薬品・医薬部外品:カプセル剤の着色、うがい薬、練り歯磨き粉、洗口液