信号待ちのライト消灯は違反?オートライト義務化と夜間マナーの新常識

信号待ちのライト消灯は違反?オートライト義務化と夜間マナーの新常識

信号待ちのライト消灯は違反?オートライト義務化と夜間マナーの新常識についての真相をご紹介します。

SNSや自動車掲示板(5ちゃんねる、Yahoo!知恵袋など)で頻繁に議論されるのが、「対向車のSUVやミニバンのLEDライトが直撃して眩しいから消すべきだ」という意見です。

「坂道の頂上付近で対向車と正対した際、ハイビーム並みの光束を浴びて目が眩む」という体験談は少なくありません。この眩惑現象に対し、抗議の意味を込めてパッシングを行ったり、自らライトを消して合図を送ったりする光景が見られます。しかし、これには重大な危険と誤解が潜んでいます。

  • 蒸発現象(グレア現象)の誘発:自車と対向車の双方がライトを照射し合っている交差点中央では、間にいる横断歩行者の姿が光の乱反射によって消えて見える「蒸発現象」が起こります。ここで不用意に消灯・再点灯を繰り返すと、明暗の急変によってドライバーの動態視力が一瞬麻痺し、歩行者を見落とす危険性が跳ね上がります。
  • 右折車からの距離感の狂い:対向の右折待ち車両は、直進車のヘッドライトの光量と照射角度から車間距離と接近速度を直感的に判断しています。直進車がスモールランプに減光すると、「まだ遠くにいる」「発進を譲ってくれた」と誤認し、直前で右折を開始する右直事故を誘発するリスクが高まります。
  • 青信号時の発進遅れと点灯忘れ:ライトを消したまま青信号で発進し、無灯火のまま数十メートル走行してしまうヒューマンエラーは後を絶ちません。暗闇に慣れた目では、街灯の多い市街地で自車の無灯火に気付くのが大幅に遅れます。
橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。