韓国における包茎手術は、日本の美容クリニックで行われるような「秘密裏の手術」とはまったく異なる受容のされ方をしてきました。
手術を受ける年齢のピークは小学校高学年から中学生の冬休みでした。運動量が減り、傷口の治癒に適した長期休暇に手術を受けさせることが定番で、新学期になると歩き方がぎこちない男子生徒が教室に何人も現れる光景は、韓国の冬の風物詩とすら言われていました。韓国のバラエティ番組や映画でも「『トンカツを食べに行こう』と母親に嘘をつかれて泌尿器科に連れて行かれた」という体験談が、世代共通の鉄板自虐ネタとして頻繁に語られます。
気になる費用は、泌尿器科の保険適用外治療であるものの、日本円にして約3万〜5万円程度(30万〜50万ウォン前後)と、日本における自由診療の相場(10万〜30万円前後)に比べて非常にリーズナブルに設定されていました。局所麻酔を用いるため手術中の激痛は避けられるものの、麻酔が切れた後の鈍痛や、術後数日間の排尿時のストレスは多くの韓国人男性が共有する共通の記憶となっています。