都内で感染者が確認された際、最も多くの生活者が注視するのが東京のはしか行動履歴や立ち寄り先の情報です。麻疹ウイルスは非常に微小な飛沫核となって空気中を漂うため、感染者が滞在した空間に後から入っただけでも感染するリスクが存在します。
自治体から公表される麻疹の感染経路(電車・新幹線)や立ち寄り先のデータを見ると、以下のような都市機能の要所が頻繁に含まれています。
【公表事例に見られる主な立ち寄り施設・交通機関の類型】
・東海道・山陽新幹線や東北新幹線などの長距離移動列車および主要ターミナル駅改札周辺
・JR山手線、中央線、東京メトロ各線などの朝夕ラッシュ時を含む通勤電車内
・新宿、渋谷、銀座、秋葉原などの大型複合商業施設、飲食店、劇場、イベントホール
・空港アクセス特急や高速バス、羽田・成田空港の利用エリア
東京都保健医療局などは、不特定多数への感染拡大を防ぐため、患者が利用した日時と具体的な列車番号、施設名を速やかに公表しています。ただし、現場の公衆衛生担当者は「行動履歴の公表は特定の施設や個人を糾弾するためではなく、同一の日時・場所に居合わせた方に自身の健康観察と迅速な医療相談を促すためのものである」と強調します。公表された日時に該当する場所にいた心当たりがある場合、接触後およそ2〜3週間は体調の変化に細心の注意を払う必要があります。