人気・実力ともに絶頂期を迎えていた1993年、萩原聖人のキャリアを揺るがす深刻な事態が発生します。小田急線中央林間駅のホームで発生した暴行傷害事件において、被害者側の証言をもとに「萩原聖人が関与していたのではないか」という疑惑が浮上したのです。
一部の週刊誌やワイドショーはセンセーショナルに書き立て、世間から激しいバッシングが浴びせられました。しかし、萩原聖人は一貫して完全な身の潔白を主張。当時の所属事務所や弁護団とともに、事件当日の確固たるアリバイを提示し続けました。
その後、警察の粘り強い捜査によって全くの別人である真犯人が逮捕され、事件は萩原聖人の完全な人違い・冤罪であったことが法的に証明されました。世間を騒がせた大誤報と偏見による報道被害にもかかわらず、萩原は逃げることなく公の場で堂々と真実を語り、俳優業に復帰。理不尽な逆境に屈しない強靭な精神力は、その後の役者としての深みへと確実に昇華されていきました。