ネット上の口コミやSNSの情報には、旧来のルールに基づいた誤った認識が散見されます。山陽新幹線の上りを利用する上で、事前に絶対に知っておくべき決定的な注意点と盲点を整理します。
誤解①:「のぞみ」はいつでも自由席があると思っている
ゴールデンウィーク、お盆、年末年始の3大ピーク期において、東海道・山陽新幹線の「のぞみ」は全席指定席(自由席なし)として運行されます。この期間に自由席特急券のまま上り「のぞみ」に乗車した場合、座席には一切座れず、普通車のデッキ等に立席で乗車しなければなりません。連休中に山陽新幹線の上りを利用する際は、必ず事前に指定席を予約するか、「ひかり」「こだま」「さくら」の自由席を狙う必要があります。
誤解②:「さくら」「みずほ」の自由席も4列シートだと思っている
九州・山陽新幹線直通のN700系(8両編成)は、「指定席(4〜8号車)が2列+2列の幅広シート」であるのに対し、「自由席(1〜3号車)は一般的な3列+2列シート」です。指定席と同じ快適性を求めて自由席特急券で乗車しても、座席幅やシートピッチの恩恵は受けられません。「さくら・みずほ」の最大の魅力であるグリーン車級のシートを体験したいのであれば、わずかな追加料金を払ってでも指定席を確保するのが賢明です。
誤解③:スマートEXの「予約変更無料」を過信してしまう
チケットレスで乗車できる「スマートEX」は発車直前まで手数料無料で何度でも列車変更が可能な優れたサービスですが、上り混雑ピーク時には「変更しようにも後続列車がすべて満席で変更できない」という事態に陥ります。特に岡山や広島からの飛び乗り変更は、座席の確保ができず予定が大幅に狂うリスクがあるため、スケジュールが確定した段階で早めに希望列車を固定しておくことが推奨されます。